・28日に新枢機卿13人の叙任式、29日の待降節入り教皇ミサは新枢機卿と

 

枢機卿の象徴である緋色のベレッタ枢機卿の象徴である緋色のベレッタ  (Vatican Media)

(2020.11.28 バチカン放送)

 教皇フランシスコが28日午後4時(日本時間29日午前零時)から枢機卿会議を開き、この中で13人の新しい枢機卿の叙任式を行われる。29日の待降節第一主日には、新枢機卿たちと主日のミサを捧げられる。

 教皇は先月25日の日曜正午の祈りの集いで、枢機卿会議の開催と、新たに枢機卿に任命する13名(教皇選挙の選挙権を持つ80歳未満の枢機卿9名、選挙権を持たない80歳以上の枢機卿4名)の名前を発表された。

 今回の枢機卿会議は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、伝統を尊重しつつ、儀式の規模や方法に若干の変更を加えて開かれる。教皇儀典室によると、新枢機卿の叙任の儀式は、聖ペトロ大聖堂の中央祭壇ではなく、「ペトロの司教座の祭壇」で、参列者の人数を制限して行われる。

 翌日、29日午前10時(日本時間・同日午後6時)、教皇は、待降節入りと共に、典礼暦の新たな一年を開始するミサを、新枢機卿たちと司教座祭壇で司式される。

 感染症拡大防止を考慮し、今回の枢機卿会議では、新枢機卿らへの関係者らによる表敬訪問は行われない。また、フィリピンとブルネイの2人の新枢機卿はバチカンでの叙任式に出席できないが、他の枢機卿と同じく叙任され、後日、教皇の代理使節によって、枢機卿の象徴である緋色のベレッタ(帽子)と、指輪が届けられる予定。

(編集「カトリック・あい」)

 

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2020年11月28日