・2022年シノドス通常総会のテーマは「For a synodal Church: communion, participation and mission」

(2020.3.7 VaticanNews Christopher Wells)

2019.10.26 Sinodo dei Vescovi sedicesima Congregazione generaleBishops at the most recent meeting of the Synod of Bishops, the Special Assembly for the Pan-Amazon Region 

 

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

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*カトリック・あい」参考*

 教皇フランシスコが就任当初から重要課題とされてきた「シノダリティ(synodality)」の言葉通りの意味は「ともに歩む」。だが、教皇フランシスコがこの言葉に込められた意味は「教皇を頭とする司教団がキリストから与えられた権威をもって、神の意志を識別し、聖霊の声を聴きつつ進める、新しいアプローチや教義の転換をも導く可能性に開かれた、対話、洞察、協働のプロセス」と解釈できるのではないかと思われる。

 バチカン教理省への助言機能を持つ国際神学委員会が2018年に発表した文書 “Synodality In the Life and Mission of the Church.”は、「シノダリティ」を「キリスト教の初めから存在しており、単純に『重要事項の決定過程に人々を関与させること』ではなく、『神のご意思を識別し聖霊の声を聴くことに、洗礼を受けている全ての人々を関与させること」と規定。

 そして、その目標は常に、『神の愛とイエス・キリストにおける救いを世界に述べ伝える』という教会の使命を果たすために、洗礼を受けた一人一人にとって最良の方法を見出すことにある」と説明している。

 さらに、「シノダリティ」と「教会運営の民主的な形」の類似点と相違点に関して、「シノダリティの教会は、『参加と連帯責任』の教会。シノダリティを行なうにおいて、教会は、教皇を頭とする司教団がキリストから与えられた権威をもって、すべての参加者に対して、一人一人の呼びかけに応じて、語るように求められている」と述べる一方で、「霊的指導者の権威は、教会の体すべてを作り上げる頭という、キリストの霊からの特別な賜物であり、人々から委任を受けた代表の役割を果たすものではない」としている。

 

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2020年3月8日