・駐バチカン大使に岡田氏、教皇に信任状を奉呈

日本の岡田誠司大使より信任状を受け取る教皇フランシスコ 2020年8月29日
日本の岡田誠司大使より信任状を受け取る教皇フランシスコ 2020年8月29日  (Vatican Media)

(2020.8.30 カトリック・あい)

 新型コロナウイルスの世界的大感染の影響で着任が遅れていた駐バチカン日本大使の岡田誠司氏が29日、バチカンで教皇フランシスコと会見、信任状を奉呈、教皇が受理された。

 前任の中村芳夫氏は元経団連事務総長という異例の前歴を持ち、2016年5月に着任、昨秋の教皇訪日準備のため通常の任期3年を超える4年近く大使を務め、今年4月10日付けで退任したが、生え抜きの外交官で直前まで駐南スーダン大使を務めていた岡田氏の着任は、前任者の退任から4か月余り遅れとなった。

 岡田新大使は、1956年生まれ。1981年に外務省に入り、アジア大洋局・日韓経済協力室長、中東アフリカ局・アフリカ第二課課長、 在ケニア日本国大使館公使参事官、中東アフリカ局・アフリカ部参事官などを経て、2017年から2020年6月まで駐南スーダン共和国大使。

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2020年8月30日