・教皇、”枢機卿顧問団”を刷新ーオロリッシュ枢機卿など新メンバーに

Pope Francis appoints new members of the Council of CardinalsPope Francis appoints new members of the Council of Cardinals 

 メンバー9人のうち新たにメンバーに加えられたのは5人で、欧州連合司教評議会委員長で世界代表司教会議の総括担当者でもあるクロード・オロリッシュ枢機卿(ルクセンブルク大司教)、バチカン市国の教皇庁委員会委員長で行政長官のフェルナンド・ベルジェス・アルザガ枢機卿、スペイン司教協議会会長のフアン・ホセ・オメラ枢機卿(バルセロナ大司教)、ジェラルド・ラクロワ枢機卿(カナダ・ケベック大司教)、ブラジル司教協議会元会長のセルジオ・ダ・ロシャ枢機卿。

 留任は、パロリン国務長官の他、バチカンの未成年者保護委員会の委員長を長年務めてきたショーン・オマリー枢機卿(米ボストン大司教)、アジア司教協議会連盟前会長の オズワルド・グラシアス枢機卿(インド・ボンベイ大司教)、フリドリン・アンボンゴ・ベスング枢機卿(コンゴ民主共和国・キンシャサ大司教)の4人は留任する。オマリー、グラシアス両枢機卿は、会議発足以来、10年を超えてメンバーを続けることになる。

 オロリッシュ枢機卿は1985年に来日以来、途中五年間のドイツ留学をはさんで2011年にルクセンブルク大司教となるまで、上智大学で教鞭をとり、ドイツ語学科長、カトリックセンター長、ヨーロッパ研究所所長、副学長などを務めている。”日本関係者”がこの会議のメンバーとなるのは初めてだ。

 

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2023年3月9日