(2020.3.7 VaticanNews)
バチカン広報局は7日夕、新型コロナウイルスの感染への新たな対応について声明を発表、教皇フランシスコによる8日の日曜恒例の正午の祈りと説教を、バチカン宮殿の窓から聖ペトロ広場の会衆に向けて行う通常のやり方を中止することを明らかにした。
代替措置として、正午の祈りと説教を宮殿内の図書室からVaticanNewsと広場に設置したスクリーンで動画配信する。11日の水曜恒例の一般謁見も同じ方法をとる。
声明は、以上の決定がイタリア当局の要請に基づいて行われ、「広場にセキュリティチェックを受けて集まる大勢の人々によるウイルス拡散を防ぐために必要な措置」と説明している。 さらに、「バチカン市国の保健衛生局の規定に従って、(注:教皇がお住まいになっている)サンタマルタ館でのミサへの信徒の参加は15日の日曜日まで停止される」としている。 教皇はミサを個人的に捧げる。
(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)