・聖週間の聖ぺトロ大聖堂の典礼祭儀-復活の主日も含め非公開で

(2020.3.27 VaticanNews Robin Gomes)

 教皇儀典室は27日、教皇フランシスコが聖ペトロ大聖堂で行う今年の5日からの聖週間の典礼祭儀を12日の復活の主日を含めて、信者の出席なしとすると発表した。

 新型コロナウイルスの世界的大感染で、イタリアは中国を抜いて世界で最多の犠牲者を出し、終息の気配が見えないことから、このような判断となった。十字架の道行きは、大聖堂前で行う。いずれも、インターネットなどを通じて全世界に動画配信される予定。

 発表によると、5日の受難の主日(枝の主日)から始まる聖週間のミサ典礼は、教皇が全て主宰される。開始時間は5日の受難の主日はローマ現地時間午前11時、9日の聖木曜日(主の晩餐の主日)は午後6時、10日の聖金曜日の主の受難の儀式も教皇が午後6時からなさるが、夜の十字架の道行きは、コロッセオでなく、午後9時から、大聖堂の前で行う。

 復活徹夜ミサは11日午後9時から行い、復活の主日の12日は午前11時からのミサの後、恒例の教皇祝福“Urbi et Orbi”と復活を祝うメッセージで締めくくられる。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2020年3月28日