・教皇の公開一般謁見を 11月4日から再度中止、非公開ビデオ中継にー公開謁見で感染者

(2020.10.31 カトリック・あい)

 毎週水曜日に行われている教皇フランシスコの一般謁見が、9月から再開していた公開方式を11月4日から中止、再びバチカン宮殿からのビデオ中継に戻されることになった。

 イタリアを含む欧州主要国では新型コロナウイルス感染が再び深刻化し、各国でいったん緩和していた規制が再び強化せざるを得ない事態となっている。バチカンの今回の判断もそれにならったもの。バチカン広報局が29日発表した声明によると、10月21日のパウロ6世ホールで行われた公開の一般謁見で参加者から一人の感染者を出したことも理由となっている。

 教皇一般謁見は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、今年3月中旬より、教皇宮殿内からのビデオ中継の形をとってきたが、9月からは、信者が参加する公開謁見を教皇宮殿の「聖ダマソの中庭」で再開、さらに10月からは、多くが参加できるパウロ6世ホールで行われていた。

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2020年10月31日