・教皇、回勅「ラウダート・シ」記念週間(16日-24日)へ参加呼びかけ「大感染の今、”共通の家”を守ることは一層重要だ」

Laudato Sì Week runs from 16 to 24 MayLaudato Sì Week runs from 16 to 24 May 

 教皇フランシスコが環境回勅「ラウダート・シ」を発表されて5年、16日から24日はその記念週間だ。

 教皇は17日正午の祈りの後で、この週間の今日的な意義を「新型コロナウイルスの世界的大感染が続くこの時期に、私たちの”共通の家”を大切に守る重要性を、より一層、認識しています」と語られ、世界の信徒たちの様々な形での参加を呼びかけられた。

 今年の記念週間のテーマは「everything is connected(すべてのものは、つながっている)」。バチカン人間開発省は、「明日のより良い世界を、ともに祈り、考え、準備することで、現在の危機を乗り越える」ために、一年にわたる”変容の旅”を始める。

 なお、教皇は今年3月に、この記念週間開催についてメッセージを出され、その中で、 「どのような世界を、私たちの次の世代-今成長しつつある子どもたちーに残したいと思いますか。 この問いに促されて、皆さんに今年5月16日から24日まで行われる『ラウダート・シ週間』への参加を呼びかけたいと思います。 これは『共通の家』への配慮をめぐる回勅、『ラウダート・シ』発表から5周年を記念して行われるグローバルなキャンペーンです。 環境危機に応えるための緊急アピールを繰り返したいと思います。地球の叫びと貧しい人々の叫びはこれ以上待つことはできません。 創造主なる善き神の贈り物である、被造物を大切にしましょう。『ラウダート・シ週間』を一緒に記念しましょう」。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2020年5月17日