・教皇、ソダノ枢機卿の主席引退願を受理、主席枢機卿を5年の任期制に改定

教皇フランシスコとアンジェロ・ソダノ枢機卿 2019年12月21日教皇フランシスコとアンジェロ・ソダノ枢機卿 2019年12月21日  (Vatican Media)

 教皇フランシスコは21日、アンジェロ・ソダノ枢機卿の高齢を理由とした枢機卿会主席からの引退願いを受諾されると共に、主席枢機卿の任を5年制とする自発教令を発表された。

 元バチカン国務長官、ソダノ枢機卿は92歳。15年にわたった枢機卿会主席からの引退は、同日行われた教皇とバチカンの高位聖職者との降誕祭前の集いの際に発表され、教皇は、ソダノ枢機卿の2005年からの長い主席枢機卿としての奉仕に、心からの感謝を述べられた。

 新たな教令により、主席枢機卿の任期は、当面、延長の余地を残す5年。5年の任期を終え、同役から引退した枢機卿には、名誉主席枢機卿のタイトルが与えられる。また、主席枢機卿の選出は、従来どおり、教会法352条2項に従い、枢機卿の位階の一つである「司教枢機卿」のタイトルを持つメンバー間で行われる。

(編集「カトリック・あい」)

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2019年12月22日