・ベネディクト16世 の墓が一般公開、訪問可能に

バチカン・聖ペトロ大聖堂地下にある、ベネディクト16世の墓バチカン・聖ペトロ大聖堂地下にある、ベネディクト16世の墓  (Vatican Media)

 名誉教皇ベネディクト16世の墓が8日、一般に公開され、墓前への訪問が可能となった。

 バチカンの聖ペトロ大聖堂の下(グロッテ)には、地下聖堂があり、前世紀以降の歴代の教皇たちをはじめ、多くの教皇たちの墓がある。故ベネディクト16世は5日、バチカンの広場での葬儀の後、そこに埋葬された。

 生前希望されたとおり、墓は前任者の聖ヨハネ・パウロ2世の墓が以前あった場所につくられた。ヨハネ・パウロ2世の墓は、2011年5月1日に同教皇が列福された後、聖堂地下から、大聖堂のミケランジェロのピエタ像に近い、聖セバスティアノ礼拝堂に移されている。

 ベネディクト16世の墓は、大理石のシンプルなもので、墓碑銘は「Benedictus PP XVI」とだけ記されている。故名誉教皇の墓が公開された8日、朝から訪れた人たちが列を作り、墓前で静かに祈りを捧げていた。

(編集「カトリック・あい」)

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2023年1月10日