・6月26,27日の臨時枢機卿会議の日程と概要をバチカン報道局が正式発表

Pope Leo XIV prays with the Cardinals during the Consistory in January 2026Pope Leo XIV prays with the Cardinals during the Consistory in January 2026  (@VATICAN MEDIA)
(2026.6.23 Vatican News)

 バチカン報道局が23日、聖ペトロ・聖パウロの祝日の直前にあたる6月26日から27日にかけて開催される今年二回目の臨時枢機卿会議のプログラムを発表した。会議では、教会と世界の現状、平和の追求、および”シノドスの道”の実践に焦点が当てられる。

 発表によると、今回会議では世界を苦しめる紛争や、平和と和解を築くために教会が言葉や態度を通じてどのように発信すべきかといった問題について議論する予定。

 1月に世界の170人の教皇選挙権をもつ枢機卿、選挙権のない枢機卿が一堂に会した会議に続き、レオ14世教皇の在位中2回目となる臨時枢機卿会議となる。前回の会議の閉会あいさつで、教皇は6月に二回目の会議を開くことを発表し、枢機卿たちに「私は、諸君を頼りにできる必要性を感じ、実感している」と語っておられた。

 報道局が発表したプログラムによると、会議は「シノダル(共働的)」な手法に従い、祈り、沈黙、個人的な省察、グループ討論、そして全体会議が行われる。枢機卿たちには、兄弟愛に満ちた交流の雰囲気を保つため、会場内での出来事について「機密保持」を徹底し、枢機卿会議期間中は報道機関への発言を控えるよう求められている。

 まず、グループ討論は、20に分けて行われ、うち9つのグループは、教区司教である選挙権を持つ有する枢機卿のほか、は教皇大使や、教区司教としての任務を終えた選挙権を有する枢機卿も含まれる。残りの11グループには、教皇庁に常駐する選挙権をもつ枢機卿および選挙権のない枢機卿が含まれる。各グループには、議論を司会し、時間を管理する座長と、意見を集約してグループの最終報告書草案を作成する書記が置かれる。

 会議は26日、教皇が司式する聖ペトロ大聖堂でのミサをもって始まり、パウロ6世ホールで開会式。開会式は『Veni Creator Spiritus(来たり給え、創造主なる聖霊よ)』の合唱で始まり、枢機卿団のジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿によるあいさつ、そして教皇による冒頭あいさつが行われる。

 第1セッションでは、「私たちはどのような世界で福音を宣べ伝えるよう召されているのか」という問いを中心に議論が行われる。クラクフ大司教区の大司教であるグジェゴシュ・リシュ枢機卿が聖書に基づく黙想を行い、その後、沈黙、祈り、グループでの分かち合い、そして全体会議での報告が行われる。

 同日午後の第2回セッションでは「権力の文化と愛の文明」というテーマが検討される。教理省長官のビクトル・マヌエル・フェルナンデス枢機卿が、教皇が先に出された回勅『Magnifica humanitas』の第5章を引用しながら、このテーマを紹介する。

 二日目の27日は、朝、レー枢機卿が司式する聖ペトロ大聖堂でのミサの後、枢機卿たちはパウロ6世ホールで討議を再開する。

 「善の構築:現代の現場」と題された第3回セッションでは、ヨハネスブルグ大司教で、南部アフリカカトリック司教協議会会長を務めるスティーブン・ブリスリン枢機卿が導入を行う。議論は、共通善の構築を困難にしている分断、人々や共同体から提起される課題、そして地方教会や普遍教会が提供できる支援に焦点を当てる。

 最終の第4セッションは同日午後、新シノドスホールで開から、「”シノドスの道”の実践に向けた道筋」に捧げられる。シノドス事務局長のマリオ・グレッチ枢機卿が、文書『2027-2028年のシノドス総会に向けて:準備のための段階、基準、および手段』に基づき、このテーマを紹介する。このセッションでは、明確化のための質問、教皇との対話、および参加者の3分以内に限った自由発言がされる。

 同日夕、教皇の閉会の辞をもって枢機卿会議は閉幕し、続いて『テ・デウム』の合唱、そしてパウロ6世ホールでの教皇との夕食会が行われる。

 29日の月曜は聖使徒ペトロとパウロの祝日であり、教皇が枢機卿たちと共に、聖ペトロ大聖堂でミサを司式される。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年6月23日