・療養中の教皇、若干の改善をされつつ安定、一部の謁見を再開

教皇フランシスコの住まいがあるバチカンのサンタ・マルタ館教皇フランシスコの住まいがあるバチカンのサンタ・マルタ館 

 バチカンの広報局は8日、療養中の教皇フランシスコの様子について、報道陣に「6日の日曜に見られたように、運動面、呼吸面、発語においてわずかな改善を得ながら、安定しておられる」と述べた。

 説明は以下の通り。

・教皇はこれまで通り、治療と、仕事、祈り、毎日のミサ、休息のうちに一日を過ごされている。

・酸素の投与については、夜間は必要な時のみ、高流量の投与が行われている。臨床検査の点からも、安定した状況が続いている。特に運動療法と呼吸療法をはじめとする治療が継続されている。

・教皇は執務を続けられ、教皇庁の様々な省と常に接触を保ち、書類を受け取り、ここ数日は、少しずつ一部の謁見を再開されている。国務長官パロリン枢機卿とは7日に謁見された。

・聖週間の儀式についての指示は、まだ教皇からいただいていない。9日の水曜恒例一般謁見の際の聖年連続講話のテキストは、これまで通り発表される。

(編集「カトリック・あい」)

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2025年4月9日