Pope Francis returned to the Casa Santa Marta in the Vatican on Sunday, March 23 (VATICAN MEDIA Divisione Foto)
(2025.3.28 Vatican News)
バチカンのマッテオ・ブルーニ報道官が28日、記者団に説明したところによると、サンタ・マルタ館で療養中の教皇フランシスコは、徐々に健康を回復される兆候が続いている。
報道官の発表の要点は次の通り。
・教皇の容態は安定しており、呼吸機能や運動機能、言語機能に若干の改善が見られる。
・日中は鼻カニューレから供給される高流量酸素の量を徐々に減らしており、夜間も若干の減少が見られる。
・26日の血液検査によると、教皇の血液パラメータは正常値を示している。
・教皇は、治療、祈り、休息、そして若干の執務を交互に続けておられ、教皇庁のすべての部署から、それぞれの活動状況を報告する書類を受け取っておられる。
・教皇は毎日、お住まいのサンタ・マルタ館の礼拝堂でミサを共同司式されている。
・特に報告すべき(要人などとの)面会はない。
また、報道官は、「教皇はミャンマーで起きた地震の被害について報告を受けており、多くの犠牲者のために祈っておられる」とし、「28日朝には、バチカン放送のビデオリンクで、ロベルト・パゾリーニ 神父による四旬節第2回目の説教をお聴きになった」と説明した。
今週の日曜日の正午の祈りの教皇の説教原稿は、これまでの日曜日と同様、バチカン報道官室から発表される。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)