・教皇 入院4日目、17日ー呼吸器の複数菌感染により適切な療養必要に、病状は安定

ローマのジェメッリ総合病院と聖ヨハネ・パウロ2世像ローマのジェメッリ総合病院と聖ヨハネ・パウロ2世像  (ANSA)

(2025.2.17  バチカン放送)

 呼吸器感染症でローマのジェメッリ総合病院に入院中の教皇フランシスコの17日午前中の様子について、バチカン広報局は以下のように伝えた。

 「ここ数日と今日の検査の結果、呼吸器の複数菌感染が明らかになり、治療法をさらに変更することになった。今日までに実施されたすべての検査は複雑な臨床像を示しており、これに伴い、適切な療養が必要とされる。」

 バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長は、報道関係者らに対し、「教皇は昨晩よくお休みになられた。朝食をとり、新聞を読まれた。治療は続く」と述べたほか、教皇は朗らかなご様子であることを伝えた。

 パレスチナ・ガザ地区の小教区主任司祭、ガブリエル・ロマネッリ神父は、教皇が入院後最初の2日間、いつものように小教区に電話をかけてくださり、ビデオで会話したこと、昨日は電話の代わりにメッセージを寄せてくださったことを、バチカンのメディアに語った。

   またバチカン広報局の17日夜の発表によると、 「教皇はその後も発熱はなく、指示された治療を続けておられ、臨床的な状態は安定している」。そして、この朝、聖体を拝領され、その後、仕事に関するいくらかの作業を行い、文書に目を通された。「今この時も、多くの親愛と寄り添いのメッセージを受け取り続けていることに感動されている。その中でも特に、現在入院生活をしている人々が絵やメッセージを通して伝える愛情に、感謝を述べておられる。教皇はこれらの人々のために祈ると共に、ご自身のために祈りを願われている」としている。

(編集「カトリック・あい」)

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2025年2月17日