
(2025.3.12 Vatican News)
バチカン報道官室の12日夜(日本時間同日未明)発表によると、教皇フランシスコの容態は「全体的に複雑な病状」の中で安定しており、前日の胸部X線検査の結果、ここ数日の改善が確認された。
12日の日中は高流量酸素療法、夜間は非侵襲的機械的換気療法を受け続けておられるが、バチカンで行われている黙想会にもビデオ参加された。理学療法と呼吸療法も継続されている。
報道官室の発表内容全文は以下の通り。
「教皇の健康状態は、全体的に複雑な病状の中で安定している。昨日実施された胸部X線検査では、前日に観察された改善が放射線学的に確認された。
教皇は引き続き、昼間は高流量酸素療法、夜間の休息中は非侵襲的機械換気療法を受けておられる。
今朝はバチカン宮殿のパウロ6世ホールと中継をつないで霊操をされた後、聖体拝領を受け、祈りに時間をささげ、その後、理学療法を続けた。
午後にはバチカンの黙想会に参加した後、引き続き祈りと休息、呼吸理学療法を行った」
(2025.3.13 Vatican News)
バチカン報道官室が13日朝(日本時間同日午後)発表したところによると、教皇は、12日夜を安らかに過ごされた。主治医は「予後はもはや良好であり、胸部X線検査でも改善が見られた」としつつ、「依然として病状は複雑なため、入院期間を延長する必要がある」と語っている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)