(2025.5.15 Vatican News)
教皇レオ14世は15日朝、バチカン宮殿の図書室で、ウクライナ東方カトリック教会のシェフチュク・キエフ大司教と個人的に会見された。
シェフチュク大司教は、教皇が11日の正午の祈りでウクライナの人々の苦しみを思い起こされ、「真の、公正で永続的な平和」を求め、すべての捕虜の釈放と拉致された子供たちの帰還を求めた言葉に感謝した。ウクライナ東方カトリック教会の声明によると、教皇の言葉は 「ウクライナの人々の傷ついた魂に真の精神的な癒しを与えるもの 」と受け止められている。
会見の終わりに、シェフチュク大司教は教皇に、ウクライナ国民の苦しみを描いた「鎮魂の祈り」と題する絵画を贈呈した。この作品は、紛争で亡くなった兵士の父親である画家ボフダン・ピリピフが制作したものという。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)