Pope Francis appears after Mass for the Jubilee of the Sick (VATICAN MEDIA Divisione Foto)
(2025.4.6 Vatican News Jean-Benoît Harel )
6日の聖ペトロ広場での病者・医療従事者のための特別聖年ミサの終わりに、教皇フランシスコが登場され、集まった巡礼者たちに「良い日曜日を過ごしてください。そして、本当にありがとう」と語りかけられた。3月23日(日)にジェメリ病院を後にされて以来、初めて公の場に姿を見せられたことになる。
教皇はこの日には、公式な行事への出席は予定されていなかったが、このミサが終了間近となった時、教皇が聖ペトロ広場にサプライズ訪問された。教皇は車でミサに集まった人々の間を通り抜け、福音宣教省のフィジッケラ副長官がミサを捧げていた祭壇に上られた。
ミサの最後の祝福の後、教皇は信者たちに「良い日曜日を過ごしてください。皆さん、ありがとう!」と、簡単な言葉で語りかけ、信者たちは拍手と「ビバ・イル・パパ(教皇万歳)」の声援で熱意と喜びを表した。教皇はその後すぐに、サンタ・マルタ館の自室にお戻りになったが、3月23日に退院された時と同様に、呼吸を楽にするための鼻カニューレを装着しておられた。
なお、バチカン報道官室によると、教皇は聖ペトロ広場の信者たちに挨拶と感謝の言葉を述べられた後、聖ペトロ大聖堂で贖罪の秘跡を受け、祈りを捧げ、聖なる扉を通られた。これは、週末にバチカンを訪れた「病者のための聖年」の巡礼者たちと心をひとつにして、教皇が完全な免罪符を得るために必要なさまざまな手順を踏んだことを意味する。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)