
(2025.4.17 バチカン放送)
聖木曜日の17日午後、教皇フランシスコは、ローマ市内のレジーナ・チェリ刑務所を訪問された。
同刑務所は、バチカンから近いトラステヴェレ地区にある歴史ある刑務所。17世紀の修道院の建物が19世紀後半から刑務所として使用されてきた。教皇が同刑務所を訪問するのは、2018年に続き、今回で2度目。
刑務所に到着された教皇は、所長に迎えられ、「ロトンダ」と呼ばれる円形ホールで、年齢も国籍も様々な約70人の受刑者とお会いになった。彼らは、刑務所付き司祭が行なっている要理教育のクラスやその他の活動に的的に参加している人々。
この集いで、所長が代表して教皇の訪問に感謝を述べると、教皇は、「イエスが最後の晩さんで弟子たちの足を自ら洗われたことにちなむ洗足式を、毎年聖木曜日に刑務所で行うことにしてきました… 今年はそれができませんが、皆さんのそばにいたいと思いました。皆さんとご家族のために祈ります」と述べられた。
最後に、教皇は円形ホールの一人ひとりの受刑者に挨拶され、「主の祈り」を皆と共に唱え、およそ30分間の訪問を終えられた。
(編集「カトリック・あい」)