(2021.7.12 Vatican News)
教皇フランシスコは、術後の回復を十分にするため、さらに数日間、ローマのジェメリ病院に入院を続けられることになった。
バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長が12日正午に配布した記者発表によると、教皇は4日の手術後の治療を完了し、「最適な医療措置とリハビリ療法を施す」ために、さらに数日間、入院を続けられる。
11日の日曜日は、正午の祈りの前に、院内の腫瘍病棟に入院中の患者と家族にお会いになり、患者たちと共に、10階のバルコニーから正午の祈りと説教をなさった。この後、同じ階の患者たちに挨拶され、医師や看護師と短い会話を交わされた。午後は、連日、ご自身の介護に当たってくれているスタッフたちと、院内の小聖堂でミサを捧げられた。
また記者発表によると、教皇は病室の人たちと、アルゼンチンとイタリアのサッカー代表チームの勝利の喜びを分かち合われた。そして、スポーツのもつ意味と価値、そして、敗北も含めてどのような結果も受け入れることができるスポーツの包容力、について思いをはせ、「そのようなやり方でのみ、人生の困難に直面した時、希望と期待を持って、諦めずに戦う、常に置くことができるのです」と語られた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)