
(2023.11.5 Vatican News)
バチカン報道局が5日夜明らかにしたところ、教皇フランシスコは同日午後、イランのエブラヒム・ライシ大統領と電話会談された。会談は、イラン大統領の要請で行われたもの、としている。 イラン大統領府のウェブサイトは、ライシ大統領がガザ停戦を求める教皇の呼び掛けに、感謝を表明した、と報じた。
5日の正午の祈りで教皇は 「私は、非常に多くの人々が命を落としているパレスチナとイスラエルの深刻な状況について考え続けています。神の名において、お願いです。やめてください。武器の使用をやめてください!私は、戦争がエスカレートするような道が追求されることを願っています」と訴えられ、 ガザ地区をめぐる停戦と、ハマスによる人質の解放を求めておられた。
教皇は、ここ数日間、米国のバイデン大統領、トルコのエルドアン大統領、パレスチナのアッバス大統領など、連続的に電話会談を続けておられ、平和への道を見つける必要性と、エルサレムに特別な地位を与える二国家解決に到達する希望を繰り返し強調されている。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)