・バチカン典礼秘跡省、コロナ禍での聖週間の基本指針を世界の司教団宛て発出

(2021.2.17 Vatican News staff writer)

    バチカン典礼秘跡省は17日、「祈りと健康」の両方を念頭に置いたコロナ禍での今年の聖週間の進め方について基本指針をまとめ、世界の司教、司教協議会に発出した。

 新型コロナウイルスの世界的な感染が収束しない中で、世界の教会は、通常の聖週間の典礼を行なうことは極めて困難な状況にある。指針は、このような状況を踏まえ、各国、各地の保健当局による人々の健康を確保するための規定などを尊重しつつ、「神の民」にとって、実りある典礼がなされるよう、慎重な判断をするように求めている。

 指針は、2020年3月25日に同省が出したコロナへの対応についての布告を取り上げ、布告で示された昨年の聖週間の指針を年も踏襲することができる、としている。ただ、コロナの感染状況は国によって異なり、集会などが厳しく規制され、信徒たちが教会で典礼に参加できなくなっている国もあれば、通常に近い典礼が可能になっている国もあるので、一律の判断ができないことを前提としている。

 

 

 

 

 

 

 

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2021年2月18日