・バチカン・メディアがYou Tubeとも連携し、2025年聖年の主要行事を完全中継へ

(2024.12.19 Vatican News)

 12月24日の主の降誕徹夜ミサで、教皇フランシスコが聖なる扉を開き、希望の聖年の開始を告げられるが、バチカンの各種メディア、特にマルチメディアポータルサイト「バチカンニュース」(53言語対応の統合システム)で、バチカン放送の音声ストリーム、バチカンメディアの動画、YouTubeとの連携により、世界中のすべての信者が聖年の主要行事をすべてフォローできるようになる。

 教皇は、この聖年が「私たちの信仰を強め、私たちの生活のただ中に復活したキリストを認識できるようにし、私たちをキリスト教の希望の巡礼者へと変容させる」よう、この1年を通して祈り、自らを整えることを、世界の信者たちに呼びかけておられる。完全かつアクセスしやすい報道のおかげで、2025年の聖年に開催される主要なイベントにリアルタイムでオンデマンドで参加することが可能となり、教育、文化、歴史的なコンテンツで、信仰、希望、普遍的な交わりの旅を体験できることになる。

 YouTube上のバチカンニュースの番組は、聖ペトロ大聖堂の聖なる扉の開門から始まり、聖年の終了まで、バラエティに富んだ魅力的なものとなる。ライブストリーミングにより、何百万人もの信者が、手話を含む複数の言語による解説やレポートとともに高画質の映像を視聴しながら、祈りに参加することができる。

 ライブストリーミングに加え、YouTubeを通じて提供するバチカンニュースでは、視聴者のあらゆるニーズに応える幅広いマルチメディアコンテンツを提供する。具体的には、① 聖年におけるハイライトや最もエキサイティングな瞬間を、短時間で魅力的なフォーマットで捉えたショートビデオ。共有や発見が容易なフォーマットで提供② 教会および文化的生活の主要人物や証人への独占インタビュー。聖年および現代社会におけるその精神的な関連性の意義について考察⓷ ヴォッドキャストおよびポッドキャストで、視聴者が聖年の主要テーマを発見し、考えを深め、信仰の物語や世界中の巡礼の証言に触れることができるよう意図されたオーディオおよびビデオコンテンツを提供―などだ。

 ローマに巡礼に来られない人々にも霊的な体験を容易にするとともに、マルチメディアの旅(バチカンラジオのアプリで音声、バチカンニュースのアプリで動画でも視聴可能)は、聖年と普遍的な教会に関連する宗教的、歴史的、文化的遺産を再発見する機会となろう。各コンテンツは、デジタルの世界と精神的な次元の橋渡しをするように設計されており、キリスト教の伝統に深く根ざしたこのイベントに、信者や関心のある人々が積極的に参加できる機会を提供することになる。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2024年12月20日