・ドイツ司教団の「信徒によるミサ中の説教」の特例許可要請をバチカンが却下

(2026.6.24  Crux Now  staff)

   バチカン典礼秘跡省がドイツ司教団から出されていた「例外的な状況」のもとで聖職者の代わりに信徒がミサ中に説教を行うことの許可要請を却下したことが、24日明らかになった。

 同省は23日、この決定について声明を出し、「ミサ中の説教を聖職者に限定することは、単なる規律上の問題ではなく、典礼の本質そのものに由来するもの」と言明。また、「ドイツ司教団の許可要請の背景にある司牧的配慮に理解を示す」と述べるとともに、ドイツの司教団への書簡で、特に説教に関して、司祭の「継続的な養成を促進することの重要性」を強調した、と述べ、「信徒が神の言葉を宣べ伝え、さらにはミサ典礼の文脈以外でも説教を行うための方法がすでにいくつか存在する」とも説明した、としている。

 バチカンの有力な部署がドイツの司教団に対して公に言及したのは、ここ数か月でこれで2度目だ。5月初旬、教理省が、同性カップルやその他の「不規則な」カップルを対象とした公式の祝福儀式の導入をドイツの司教団が提案したことに対し、これを批判する2024年の書簡を公表した。

 書簡公表に先立ち、複数のドイツの司教がこうした儀式を承認していたが、今年初めに12日間のアフリカ訪問を終えローマへ戻る途中、教皇は、同行記者団の質問に答える形で、こうした動きを強く批判。教皇は、前任の教皇フランシスコの在位中に教理省が発表し、物議を醸した文書『Fiducia supplicans』を引用し、「今日、これを超えてしまうことは、一致よりも不和を招く恐れがある… 私たちは、イエス・キリストと、イエス・キリストが教えることに基づいて、一致を築くよう努めるべきだ」としていた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年6月24日