・「原理主義に対抗し、宗教の自由を守り、兄弟愛に基づく共存を」ー第二バチカン公会議の「諸宗教宣言」から60年、バチカン3省が共同の呼びかけ

文書『希望の歩み』に署名する教皇レオ14世と、教理省、キリスト教一致推進省、諸宗教対話省の各長官・局長たち(文書『希望の歩み』に署名する教皇レオ14世と、教理省、キリスト教一致推進省、諸宗教対話省の各長官・局長たち )

 

*第2バチカン公会議から現在に至る道のり

 約20ページにわたる声明には、3省のトップであるあるヴィクトル・マヌエル・フェルナンデス枢機卿、クルト・コッホ枢機卿、ジョージ・クーヴァカド枢機卿、およびそれぞれの秘書、アルマンド・マッテオ神父、フラヴィオ・ペース大司教、インドゥニル・ジャナカラトネ・コディトゥワク・カンカナマラゲ神父が署名している。

 声明は、喫緊の課題である次の問いから始まる。「文化的・宗教的多様性の高まり、戦争や暴力、そして世俗化の傾向が強まる社会において、普遍的兄弟愛への呼びかけを具体的にいかにして生きることができるか」。そして、『Nostra aetate』は、「ホロコーストという最悪の結末に至った反ユダヤ主義の悲劇的な結果に対する応答」がもとになっており、「1965年10月28日のこの宣言公布は『深遠な変化』を画するものだった… 教会が初めて、他の宗教における『真実かつ聖なるもの』を『何一つ拒絶しない』と明言し、信者たちに、それらの戒律や教義を『敬意と尊重』をもって受け止めるよう呼びかけたからだ」と説明。

 さらに、同公会議のもう一つの宣言『Dignitatis humanae(信教の自由に関する宣言)』を想起しつつ、「他者の宗教的自由に対する相応の尊重がなければ、他宗教との敬意に満ちた関係は、誠実でも実現可能でもない」と断言。

 そして、同じ「確信」をもって、署名者たちは「キリスト教徒が少数派である国々においても、キリスト教徒に同様の自由が保障されること」を主張。今日なお「世界の様々な地域で、過激な宗教団体によって」キリスト教徒が被っている「迫害」に焦点を当て、「宗教的な理由によるあらゆる迫害は、常に人間の尊厳に対する侵害であり、これに対して『Nostra aetate』の精神に基づき、すべての人々の間およびすべての人々に対する尊重、対話、平和的共存を促進するような、共通の対応を早急に模索しなければならない」と訴えている。

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2026年9月17日