・ラオス、ギリシャ…世界各地で災害多発、教皇が哀悼

ラオスのダム決壊の犠牲者に弔意と祈り

教皇、ラオスのダム決壊の犠牲者に弔意と祈り – REUTERS

 (2018.7.24 バチカン放送)

ラオス国営通信によると、同国の南東・アッタプー県で建設中のダムが23日決壊、6つの村が水に襲われ、24日の時点で複数の死者と、数百人の行方不明者が出ている。

教皇は24日、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、ラオスの行政当局および教会関係者に宛て、犠牲者を悼むメッセージを送られた。この中で教皇は、同国の水力発電ダムの決壊による深刻な水害で命を失った人々と、負傷者のために心を痛められ、すべての被災者に連帯を示された。

また、亡くなった方々の冥福を祈り、遺族の悲しみと、行方不明者の家族の不安に思いを寄せられると共に、現地で救援・捜索にあたる人々を励まされた。

ギリシャの森林火災の被害者らに連帯

教皇、ギリシャの森林火災の被害者らに連帯 – REUTERS

(2018.7.24 バチカン放送)

 アテネの近郊で23日に発生した大規模な森林火災は50人が死亡、150人以上が負傷する惨事となり、教皇フランシスコは24日、ギリシャの山火事による犠牲者を悼まれた。

 アテネ北東の沿岸地帯を中心に複数箇所で発生した火災は、強風のあおりによって拡大、煙は40キロ以上離れた首都の空を覆っている。夏の観光シーズンの最中で、海岸沿いのリゾート地には、住民のほか、多くの人々が滞在しており、延焼の速さに対して、逃げ遅れた人々が犠牲になった。

 教皇は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通じて送られたお見舞いの電報で、火災の犠牲者らの冥福を祈り、この災害に巻き込まれたすべての人々に寄り添われた。非常事態に対応する当局と、消火と救援を続ける人々のためにも祈られている。

 

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2018年7月25日