・ニューヨークの教会が聖職者暴行を31億円で和解

(2018.9.24 CJC)米カトリック教会の聖職者らによる子どもへの性的虐待問題で、ニューヨークのブルックリン教区は9月18日、被害者4人に対して計2750万ドル(約31億円)の和解金を支払うことで合意した。1人当たりの和解金は約7億7千万円で、この問題で最大規模。米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。

 同紙によると、被害者の男性らは2003~09年に教会の宗教教員だった男に繰り返し性的暴行を受けたという。被害者は当時8~12歳だった。被害者の1人の親が通報して発覚。男は09年に逮捕され、禁錮15年の刑に服しているという。

 ブルックリン教区では他にも聖職者による性的暴行疑惑が多数発覚し、被害者との示談が進んでいるが、今回の和解金は個人に支払うケースとしては最も高額な部類に入るという。□

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2018年10月1日