教皇、カイロ近郊でのコプト教会襲撃の犠牲者たちに哀悼

(2017.12.31 )教皇フランシスコは31日、聖家族の祝日の正午の祈りに続いて、エジプトの首都カイロ近郊のコプト教会と商店で週末に相次いで発生した武装集団による襲撃事件で犠牲になったコプト教会信徒たちに哀悼の意を表した。そして、「主が亡くなられた方々の霊をお受けになり、負傷された方々、家族と共同体を支え、襲撃者を回心させてくださるように」と祈りをささげた。(バチカンの公式発表を基に「カトリック・あい」が翻訳・編集しました)

 

エジプト教会襲撃9人死亡―カイロ近郊「テロ」と政府

 

 【2017.12.29 カイロ共同】エジプトの首都カイロ近郊ヘルワンで29日、キリスト教の一派コプト教の教会を銃で武装した男らが襲撃し、教会の玄関などに向けて銃を乱射した。この直前に付近の商店も襲撃された。保健省報道官は「テロリスト」の犯行と断定し、コプト教徒ら計9人が死亡、5人が負傷したと発表した。教会警備の警官隊が応戦し、犯人1人を現場で殺害した。

犯行声明は出ていない。エジプトではコプト教徒を狙ったイスラム過激派のテロが続発しており、政府は来年1月7日のコプト教クリスマスを控え警備を強化したばかりだった。今後も同種事件が起きる恐れがある。

I express my closeness to the Coptic Orthodox brothers of Egypt, struck two days ago by two attacks on a church and a shop in the suburbs of Cairo. May the Lord welcome the souls of the dead, support the wounded, the family and the whole community, and convert the hearts of the violent.

 

 

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2017年12月31日