・教皇フランシスコ、タイ・日本訪問開始、まずバンコクに到着

（2019.11.20　Vatican News）教皇フランシスコは19日夜、ローマを出発され、26日までのタイ・日本訪問を開始。現地時間20日午後、バンコクに到着された。就任後32回目となる教皇の外国訪問専用機には、ローマから随行員と約70人のジャーナリストなども同乗した。

　バンコクの空港では、タイ国王の諮問機関である枢密院代表とタイ政府を代表する6人が、タイ司教協議会の司教たち、タイの約30万人のカトリック信徒を代表する11人の子供たちと共に、教皇を出迎え、歓迎のあいさつをした。この後、教皇はそのまま車で市内のバチカン大使公邸に向かわれ、21日朝からのバンコク市内での行事に備えられた。

　21日は、朝、首相官邸での歓迎式典に出席した後、プラユット首相と会談し、さらに、市民団体や外交団を前に演説。続いて、ワットラチャボピット寺院にソムデジ・プラマハ・ムネウォン大僧正を訪問する。

　昼食前に、カトリック系の有力病院であるセントルイス病院を訪問して、医療スタッフと患者たちに会った後、午後にアンポンサターン宮殿に向かい、タイ国王、ワチラロンコン/ラーマ10世と会見する。この後、市内の国立競技場で若者たちとミサを捧げ、一日目の公式日程を終える。

（翻訳「カトリック・あい」南條俊二）