♰「受胎告知」の25日正午、新型ウイルス世界的危機の中で「主の祈り」をともに捧げる

(2020.3.25 VaticanNews)

 教皇フランシスコは25日の「受胎告知」の正午から、バチカン宮殿図書館からの動画配信の形で、世界の信徒たちと共に、新型コロナウイルスの世界的感染危機の中で、父なる神への祈りー「主の祈り」-を捧げられた。

 「主の祈り」に先立って、教皇は冒頭、「親愛なる兄弟姉妹の皆さん。今日、私たち世界中のキリスト教徒がともに集まり、イエスが教えてくださった『主の祈り』を捧げます」とされたうえで、次のように祈られた。

 信頼する子供として、私たちは父に目を向けます。私たちは毎日、何度もそうしています。しかし今、私たちは、新型コロナウイルスの世界的大感染という試練を受けている人類のために、憐れみを願います。そして、私たちはこれを、すべての教会と共同体、あらゆる文化伝統の、年齢層の、言語の、そして国のキリスト教徒が、心を一つにしていたします。私たちは感染者とその家族のために、医療に携わる人々と支援者のために、政府当局、治安当局、そしてボランティアのために、私たちの教会共同体の司牧者たちのために、祈ります。今日、私たちの多くは、聖母マリアが胎内に主が宿られることを告げられた日を祝っています。告知を受けた時、彼女は謙虚に、すべて受け入れました。私たちも、全てを信じ、自らを神の手に委ね、心と魂を一つにして、祈りますー天におられる私たちの父よ…。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年3月25日