♰教皇が「アマゾンの森林は地球の”肺”、速やかな鎮火に協力を」

(2019.8.25 Vatican News)

 教皇フランシスコは25日の日曜正午の祈りで、深刻化しているアマゾン地域の森林火災に言及。「”肺”であるこの森林は、私たちの地球にとって重要…全ての人々が協力して、出来る限り速やかに火災がおさまりますように」と願われた。

 ブラジル当局によると、今年に入ってこれまでに国内で昨年の1.8倍以上、7万7000件の森林・原野火災が発生しており、その半分以上がアマゾン地域だという。ボルソナリオ大統領は24日、同国の軍隊が消化のためにアマゾン地域に展開を始め、その人員は4万4000人まで増員されるという。対象地域は6つの州にまたがる。

 今になって軍隊を出動させたのは、大統領が事態をここまで事実上放置したことに反政府抗議運動を始め、国内外から非難が高まったことがある。

 ラテン・カリブ地域の司教団は先週、世界にとっても重要なこの地域の森林が火災によって破壊されつつあることに強い懸念を表明、アマゾン地域の各国政府、国連、そして広く国際社会に「地球の肺」の救済を求める声明を出していたが、教皇が25日の正午の祈りでこの問題を取り上げたのを受け、大規模火災に責任のある立場の人々に「神が地球の自然に刻まれた創造物の管理者、人々と環境の守護者としての責任を果たすように、この地球における破壊と死のしるしにさせないように」と改めて強く要請、「アマゾンが被災すれば、この世界が被災してしまいます」と危機の深刻さを訴えた。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

 

 

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2019年8月26日