☩「異なる人生観、価値観が、豊かな富を社会にもたらす」-国際移民問題懇談会に

(2018.6.14 バチカン放送) 教皇フランシスコは14日、バチカンとメキシコの外交関係締結25周年を記念して開かれた「国際的な移民問題についての懇談会」にメッセージを送り、社会から見放された貧しい人々のための働きを続けるため、さらなる協力を進めることを強く訴えた。

 さらに、教皇は「今日、各自のメンタリティーを根本的に改める必要があります。(自分たちと)異なる人々や他の人々を『自分たちの安全を脅かすもの』とする考え方から、『様々な人生経験や異なる世界に住む人々の持つ多種多様の価値観が自分たちの社会により豊かな富をもたらす」という考え方に改めていく必要があります」と指摘。

 今、一人一人が真剣に考え、取るべき姿勢は何よりも「他者を知り、理解するために、排除するのではなく、積極的に受け入れていこうとする態度」と開かれた心とメンタリティーを持つように訴えた。

*バチカン広報発表の教皇メッセ―ジ公式英語版全文以下の通り。

MESSAGE OF HIS HOLINESS POPE FRANCIS FOR THE “SECOND HOLY SEE-MEXICO CONFERENCE ON INTERNATIONAL MIGRATION”[Vatican City, 14 June 2018]

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2018年6月15日