☩「故郷を追われた人々の不安と苦しみを思い起こそう」-「世界難民の日」に向けて

教皇フランシスコと難民の青年たち – AP
 教皇フランシスコは17日、バチカンでの正午の祈りの説教の後で、20日の国連「世界難民の日」を前にしたメッセージを出された。

 教皇は、この日に、紛争や迫害のために故郷を離れることを強制される人々の大きな不安と苦しみを、改めて思い起こすように、全世界の人々に求められた。さらに、現在、安全で秩序ある統制のとれた移民・難民政策を進める「移民・難民に関する国際合意」に向けた政府間協議が進められていることに着目。「協議にかかわる国々が、責任と人間性をもって、故郷を強制的に追われた人々の支援と保護を保証するための合意の早期実現を図る」よう強く希望された。

 さらに、難民となった人々が受け入れ先の社会によりよく受け入れられ、私たちも、それぞれの場で彼らに寄り添い、出会いの機会を見つけることができるように望まれ、「こうした出会いと相互理解と支援の中にこそ、多くの問題の解決を見つけることができるでしょう」と期待を示された。

(「カトリック・あい」が編集)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年6月19日