☩「愛である神への驚きを新たにしよう」-三位一体の主日に

教皇フランシスコ、5月27日、バチカンでの日曜正午の集いで

(2018.5.28 バチカン放送)

 教皇フランシスコは27日、バチカンで正午の祈りを巡礼者と共に唱えられ、集いの中でこの日祝った「三位一体」をテーマに説教された。

 教皇は、この祭日に「父」と「子」と「聖霊」の至聖なる三位一体の神秘を観想しながら「私たちにご自分の命を無償で与え、それを世に広めるようにと招く『愛である神』への驚きを新たにする」ように招かれた。

 また「愛をもって、愛のために、絶えず創造し、贖い、聖化し続ける神、ご自分を受け入れるすべての被造物に、ご自身の美と善と真理の輝きを反映させる神の神秘」に思いをはせるよう説かれた。

 そして、「神は常に人類と共に歩まれる」とし、「神は一つの民を形成され、誰も除外されることはありません」と強調された。

 教皇は巡礼者への挨拶で、昨日26日、イタリアのピアチェンツァで、殉教者レオネッラ・スゴルバーティ修道女(1940-2006)の列福式が執り行われたことを報告された。シスター・レオネッラは、慰めの聖母宣教修道女会の会員として、ケニア、そして、ソマリアで宣教し、2006年、ソマリアの首都モガディシュで、信仰を理由とした憎悪のために殺害された。福音と貧しい人々の奉仕のために捧げられたシスター・レオネッラの生涯を「アフリカと全世界のための一握りの希望」として思い起こされた教皇は、「アフリカの平和のために祈り」を呼びかけられた。

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2018年5月29日