・Sr 阿部のバンコク通信㉒タイ在住の末期がんの老婦人が詩画集に笑顔!

  バンコクの 女子パウロ会はドンムアン空港の東、サパンマイ地区、大通りにはBigC 百貨店、大きな市場、商店街が並ぶ便利な生活圏にあります。交通網はバスですが、数年前からスカイトレイン(“空中”を走る電車)の延長工事で渋滞改修の為の酷い渋滞…もう暫くの辛抱。

   私達の使命はメディアを通して人々に福音をもたらす事。タイ語の出版は、書籍45点、視聴覚CD、 DVD、 VCDが合わせて25点程になり、人々の心に福音を届けながら着実に歩み続けています。教会外の人々を含めた対象を常に考慮し、タイの人々の好みに合った、ピリッと効いた甘みのある味付けで出版しています。

   セントルイス カトリックの総合病院内にパウロ書院があり、小さな宣教の拠点になっています。タイ語、英語、信心用具、聖像など、タイ社会の要望に叶う奉仕に努め、日本語の書籍コーナーも設けています。

   在タイの日本企業は多く、在留登録している日本人だけでも4万人近いと思います。これはと思う書籍を選び、機会あるごとに紹介し、役立てています。一冊の本との出会いがもたらす恵みを考え、祈り込めて待機しています。

   先日も、大学の日本語科教授のお母さん(85歳で末期がんの痛みに耐えておられる)に「何か良い本がないか」と教授の親友が書院へ。日本語が解らないので、家で編集の仕事をしていた私に連絡があり、LINE-Videoで本の紹介、星野さんの詩画集と晴作久神父の説教集を選び贈物。後日、娘教授のメンセージを添えた感謝と喜びの知らせがありました。子供のような喜びの笑顔で、本を抱いて読んでいるお母さんの写真も添えてありました。癒しと喜びをもたらした書物、暫くして更に3冊、その後日本に帰ってホスピスに入る事に決めたので、最後のプレゼントにと来院。

    魂に届く福音の良薬は、苦味なく喜びと癒しをもたらす。バンコクの片隅で、今日も人々と福音との喜びの出会を祈りつつ励んでいます。

(阿部羊子=あべ・ようこ=バンコク在住、聖パウロ女子修道会会員)

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2018年7月3日