・Sr.阿部のバンコク通信 ㊴ケータイにはない、郵便、ポストの心のぬくもり大切に

 郵便ポスト、私の親しい街のマスコットです。(上は新型、下は旧型)

読者の皆さま、新年おめでとうございます。

 ケータイを駆使して益々大幅な年末年始の挨拶、閃光さながらの関わりに驚くこの頃ですが…、手紙をしたためて投函する時の気持ち、ポストに届く手紙、駆け巡る思いや開封時のぬくもりはやはり格別です。人を殊更に感じるのです。

 私は郵便を重宝大いに利用しています。タイに来て26年、郵便事情を観察して来ました。確実さは抜群、日本も顔負けする程です。一例ですが、友人が制服布地やシングルマザー縫製所からの仕入れが届かないと。

 調べた結果、日本側のミス。タイ側と確信していた本人が驚き、『ごめんなさい、失礼しました』と。裁判を起こし、損害全額

と再送の弁償してもらったとの事。私は事態に立合い、書類を日本に送り事情を知りました。その他にも、『着かない、届かない』事は知る限り無し。どこの田舎、僻地から投函しても確実に配達される、感動です。

 ケータイと睨めっこしている人を『首曲がり族』と呼ぶの、と台湾の親しい友が。『ぼく、今度生まれたら、ケータイになりたい、ママといつも一緒にいられて必ず探してくれるから』。人を放っておいて携帯に没頭する姿、悲しいですね。

 珍しい新しいものが大好きなタイ人、ケータイへのはまりぶりはまさに驚異。この大人の玩具必需品、時に恨めしく感じ、自戒する昨今。遊ばれずに駆使する閃きを聖霊WiFi に念じています。

 そして、人の温もりを直に伝える関わり、至近距離での面と向かっての出会い、葉書の一枚も、臆せず怠らず励む年にしたいです。新しい年、主への信望愛の翼で、令和の空高く翔く年でありますよう念願しております。

(阿部羊子=あべ・ようこ=バンコク在住、聖パウロ女子修道会会員)

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2020年1月2日