・Sr 阿部のバンコク通信 ⑲タイ北部山岳民の村で「命をいただく」を実感

 今年も大阪教区、赤波江神父様の企画で、青年達一行を同伴し、タイ北部山岳民の村で10日ほど過ごしました。人間に本来秘められている感性、躍動する命が参加した皆の中に息づいているのを見て、心底嬉しく思いました。大自然の中、素朴で純な村の人々に抱かれ、心身ともに全開して生き生きです。
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(カレンの山でカレー作ってみんなにご馳走しました。)

   1人ずつ夫々の家族に迎えられ、寝食を共にし、農作業、家畜の世話を手伝い、子供達と思いっきり遊び、山や川で無邪気に楽しみました。皆んなの目が輝き、ほっぺが嬉しくて綻びっぱなし。毎日与る感謝の祭儀ミサは圧巻。日本、カレン、タイ語のチャンポン、響き渡る祈りと聖歌は腸にしみる味わい。

   国境も言葉の壁も超えて、同じ信仰で結ばれる体験は村人にも、日本の参加者にも、まさにカトリックを実感する機会、凄いことだと思いました。  家畜、果物、農作物、生花などで生計を立て、至極健康的な栽培をしています。日本の胡瓜や南瓜も見事に育っていて、思わず胡瓜をなま齧り。

   この村は、週一豚を買い、自分達で締めて捌き、皆で分担するとの事。ある日、300kg の巨体豚を絞める、というので皆で手伝いました。 見事な捌き。何も無駄にせず手際のよい作業には固唾を飲みました。捌きたてに醤油を付けて炙るステーキの美味しさ、「命をいただく」を名実共に体験。私は終始、巨大豚の頭の近くに立ち、嬉しそうに瞑っている目に見入り、感慨無量。

   聖木、金曜日の典礼に与り、イエスが聖体と十字架で人類への愛を告白、命を差し出す、感無量です。主の命の秘儀に、私をも与らせて下さい、アーメン。読者の皆さん、ご復活おめでとうございます。

(阿部羊子=あべ・ようこ=バンコク在住、聖パウロ女子修道会会員)

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2018年4月16日