・Sr. 岡のマリアの風 ㊾「小さないのちが『危機』の中で生まれた」-北イタリアの友から

 新型コロナウイルス感染拡大に襲われている北イタリアの友人から今朝、一通のメッセージが届きました。

 友人はミラノ教区の信徒。「自分の娘に、男の子、Peter(ピーター)が生まれた」と。ミサや教会での儀式が停止している同教区で、一つのいのちが生まれた!しかも、現地時間の3月25日、「神のお告げ(受胎告知)」の祭日に!

 「今日、私たちの孫、ピーターが生まれた!!!」というイタリア語のメッセージを見て、神さまはどんな時にも、そして特に困難な時に、私たちのことをいつも気にかけてくださるのだ、と私は感動し、神さまに感謝し、賛美しました。

 まさに昨日、受胎告知の祭日に、教皇フランシスコは、ビデオ・メッセージでの一般謁見で、25年前のこの日、聖ヨハネ・パウロ二世が、回勅Evangeliumvitae(『いのちの福音』)を公布されたことを思い起こしました。

 いのちについての回勅が、神のお告げの祭日に公布されたのは偶然ではない、とパパ・フランシスコは私たちに気づかせます。

 「神のお告げ」と「いのちの福音」の間の絆は、緊密で深い。聖ヨハネ・パウロ二世が回勅の中で強調したように。

 今日、私たちは、人間のいのちと、世界経済を脅かす新型コロナウイスの世界的感染の状況の中で、この教えに再び注意を呼び起こしています。今の状況は、回勅の始めの言葉を、さらに重要なものにしています。聞きましょう:「いのちの福音は、イエスのメッセージの中核に位置します。教会は、いのちの福音を日ごと心を込めて受け止め、あらゆる時代、あらゆる文化の人々への『よい知らせ』として、あくまでも忠実にのべ伝えなければなりません」(1項)。

 今、私たちの山の中の本部修道院では、毎日ミサ、日々の祈りが捧げられています。この小さないのちのため、彼女の家族のため、そして世界中の家族のため、一つ一つの大切ないのちのため、母である教会の懐で、信頼をもって祈ります。

 「今、ここ(イタリア)は夜中です。おやすみなさい。偉大なことでいっぱいの一日でした。お願いです。私たちのために祈ってください。幸いにも、Arianna[彼女の娘]は、この私の孫に洗礼を授ける意志があるようです。私はこのために闘わなければならないと思っていました。感謝!」

 「大丈夫、ここ(日本)では、私たちは起きたばかり。代わりにあなたの家族のためにお祈りを続けるから、安心して休んでね!」

 「ありがとう!」

 こうやって、メッセージのやりとりは一時、終了。

 彼女の娘、Ariannaは教会から離れていました。私の友人は、この子に洗礼を授けさせるよう「大きな闘い」をしなければならない、と覚悟していたようです。

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2020年3月26日