司教協議会では、米国などで聖職者による未成年性的虐待問題が噴出し始めた2002年から二度にわたって、被害の実態調査をしているが、被害の報告があったにもかかわらず、教会や修道会での対応などを明らかにしていなかった。
高見会長は、竹中氏に「話を聞きたい」と手紙を送り、この集会が開かれることを知って参加。会場で主催者から発言を求められ、「聖職者によって性的虐待を受けた人が勇気を持って語ってくださったことに深い敬意を表したい。私たちが十分なことができず、苦しい思いをさせていることを本当に申し訳ないと思っている」と謝罪。竹中氏が歩み寄って握手をした。
クリスチャンプレスによると、「世界で起きているさまざまな性的虐待に教会は本来立ち向かっていかなければいけない。世論を高め、専門的な知識を結集して、改善に取り組みたい」とする高見会長に対して、竹中氏は「宗教者が弱い者の側に立って率先して虐待に立ち向かってくれるなら、ぜひ協力したい」と答えたという。