・東京教区の宣教司牧方針策定へ、菊地大司教から教区信徒、司祭、修道者に協力の要請

(2019.2.6 カトリック・あい)

 菊地東京大司教が6日、東京教区ニュース1・2月号で予告していた、東京教区の信徒、司祭、修道者に対する「東京教区宣教司牧方針」策定への協力要請の文書を「司教の日記」を通じて、以下の通り、発表された。質問事項への回答締め切りは、聖霊降臨の主日、6月9日。

 公式には、次に発行される「東京教区ニュース」3月号に掲載予定だが、発行まで間があるため、内容を先に「司教の日記」に掲載した、という。なお、この要請は、東京教区の信徒、司祭、修道者の方々に限定している。

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 東京教区のみなさま 東京教区宣教司牧方針策定への協力のお願い

  先般、東京教区ニュース1月号(359号)の冒頭にてみなさまにお願いしたところですが、東京教区のこれからの宣教司牧方針を策定する作業に、ご協力ください。

 2018年の聖霊降臨祭に、私は「多様性における一致を掲げて」と言う文書を発表いたしました。その中に、宣教司牧方針策定のために考えたい課題が10項目掲げてあります。

  これらの課題について、みなさまからの提言をお願いしたいのです。どれか一つで構いません。すべてを網羅する必要はありません。小教区や修道院で、共同体として意見を交換し、提言を作成してください。話し合いのための10の課題は以下の通りです。

1:修道会の垣根を越えた、教区における司牧協力体制の充実

2:滞日外国人司牧の方向性の明確化と見直し

3:継続信仰養成の整備と充実

4:現行「宣教協力体」の評価と見直し

5:カトリック諸施設と小教区・教区との連携

6:イベントの豊かさだけではなく、霊的にも豊かな共同体の育成

7:信仰の多様性を反映した典礼の豊かさの充実

8:文化の多様性を尊重した典礼の豊かさの充実

9:教区全体の「愛の奉仕」の見直しと連携の強化

10:東日本大震災への取り組みに学ぶ将来の災害への備えの充実

 話し合いと提言にあたっては、以下の諸点を心にとめてください。

1:個人の意見ではなく、必ず複数の方で意見の交換をお願いします。

2:どのような集まりでも構いませんが、必ず、祈りをもって話を始め、祈りもって終わってください。

3:提言はパソコンなどでワードのA4サイズで作成してください。差し障りがなければ、話し合われた方のお名前と所属小教区、あるいは修道会名を明記してください。

 ただし、提言作成責任者のお名前と所属は必ず明記してください。また一つの項目についてはA4で2ページを超えることのない程度に、まとめてください。

4:積極的に前向きで、教区の福音宣教をより良くするための提言をお願いいたします。

5:提言を送付する方法は、次号の「東京教区ニュース」に掲載しますので、ご参照ください。締め切りは2019年6月9日です。

 (注意)繰り返しのお願いですが、今回の提言については、東京教区の小教区に所属されている方々、東京教区で働かれている司祭、また東京教区内の修道院に所属されている方々に限定したお願いです。東京教区以外の方からの提言は、残念ながら取り上げることはできませんので、是非ともご留意ください。

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2019年2月6日