・「AI時代の青少年の現実と司牧」日韓カトリック司教団交流会、13日から

(2018.11.12 カトリック・あい)

 韓国カトリック司教協議会の発表によると、同司教協議会(会長:金ヒジュン光州大司教)は、13日から15日までの3日間、同国議政府(ウィジョンブ)教区のハンマウン青少年修練院で、「韓国の教会の青少年の現実と司牧の見通し-AI時代を迎えて」をテーマに、韓日司教交流会を開く。

 教皇フランシスコのリーダーシップのもとに先月1か月にわたって開かれた「若者シノドス」の成果を受けて、両国レベルの取り組みについて理解を深めようとするものだが、積極的な取り組みを進める韓国側に対して、全国的な取り組みさえ定かでない日本側の差は、交流会の予定を見ても歴然としており、交流会で日本の司教団がどこまで”刺激”を受け、今後の対応に役立てることができるか注目される。

 出席を予定するのは、韓国側から廉(ヨム)スジョン枢機卿(ソウル大司教)、司教協議会会長の金ヒジュン大司教など司教23人、日本側から前田万葉枢機卿(大阪大司教)、司教協議会会長の・高見三明大司教(長崎大司教)など司教18人。

 13日午後に金ドンヒ神父(議政府教区青少年司牧局長)が、14日午前に朴ヨンソ博士(前韓国科学技術情報研究院長)がそれぞれ基調講演を予定している。金ドンヒ神父は、自国の教会における青少年教育の変化の過程、議政府教区の青少年司牧研究小委員会の紹介と委員会活動の結果をもとにした青少年司牧の方向などについて発表する。金・神父の発表後に日本側から、大阪大教区で準備した映像資料の説明がある予定だ。

 韓国と日本の司教団は、1996年から毎年、韓国・日本交替で、両国の司牧の情報交換と各界の交流支援について議論する交流の会合を続けており、今回が24回目となる。

(「カトリック・あい」翻訳・高橋哲夫、編集・南條俊二)

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2018年11月12日