・「多様な宗教、言語、文化のアジアで福音を証しする新たな手段、方法を」

(2019.1.15 VaticanNews Linda Bordoni)

  アジア地域の司教協議会教理委員長会議が15日から3日間の予定でバンコクで始まったが、教皇フランシスコは会議参加者たちにメッセージを送り、互いに協力と兄弟的交流を育て、大きな多様性をもつアジアの中でカトリック信仰の一致と統合を推進するよう激励した。

 このメッセージで、教皇は「多様な宗教、言語、そして文化をもつ広大なアジア地域で、あなた方は、カトリックの信仰の一致と統合のための私たち共通の責任を改めて確認するために、様々な課題に直面なさっています」としたうえで、「現代世界が抱える様々な課題の中で、福音を証しするために、新たな手段と方法を探求するように」と励まされた。

 また、ご自身が使徒的勧告「福音の喜び」で示されたように、全教会が「前進する」ように、いかに求めておられるか、について強調され、「教理省が各国司教協議会、特に教理委員会のの重要な働きを積極的に支援し、アジアの教会指導者たちの間の効果的で兄弟的な協力を助けていることを、うれしく思っています」と述べられた。

 最後に、この会議がアジアにとって具体的かつ適切な福音のメッセージを示す機会を提供することができるように祈っている、とされた。

(翻訳「カトリック・あい」南條俊二)

 

 

 

 

15 January 2019, 12:21
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2019年1月16日