☩教皇が、インドネシアの教会での爆破テロ犠牲者に哀悼の意

(2018.5.14 カトリック・あい)インドネシアのジャワ島東部にある同国第2の都市スラバヤで13日朝、キリスト教の教会3か所で自爆テロがあり、警察によると、少なくとも7人が死亡、43人が負傷したが、教皇フランシスコは13日正午のお告げの祈りの後で、この惨事を取り上げ、深く哀悼の意を表すとともに、憎しみと暴力の連鎖を断ち切るよう次のように強く呼びかけた。

 「親愛なる兄弟姉妹の皆さん。私は、愛するインドネシアの皆さん、中でも、祈りの場で襲われ、深刻な打撃を受けたスラバヤ市のキリスト教共同体の方々に、特別に思いを寄せます。犠牲になられた全ての方々、その親族の方々のために祈ります。皆さんと共に、こうした凶暴な行為を止めるように、神に心から祈ります。嫌悪と怒りではなく、和解と親愛の心を持つように。黙とうを捧げます」

 なお、現地の警察当局によると、実行犯の6人はスラバヤに住む夫婦とその9歳から18歳の子供4人で、全員が死亡した。一家はイスラム過激派組織「イスラム国」を支持する武装グループの構成員とみられ、「イスラム国」系のアマク通信も同日、犯行声明を出した。インドネシア政府は、各地の教会に警察官を配置したほか、空港の警備も強化するなど、テロへの警戒を強めている。

(翻訳・編集「カトリック・あい」)

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2018年5月14日