・22日から「世界青年の日」-キリスト教伝来500周年のフィリピンは250人以上参加

(2019.1.12 VaticanNews Robin Gomes)

 世界中のカトリック信徒の若者たちを集め、今月22日から27日にかけて、パナマで開かれるワールドユースデイが目前に迫って来た。「私は主の召し使いです。お言葉通りになりますように」がテーマの今回の大会には、23日に教皇フランシスコが出席される。

 世界中のカトリック信徒の若者たちを集めて開かれるこの大会に、フィリピンからは、主役である若者に司教、司祭も含めて70人以上が参加を決めているが。同国司教協議会の 若者司牧委員会事務局長、コネグンド・ガルガンタ神父は「さらに新たな若者のグループが登録申請をし、最終的なフィリピンからの参加者は少なくとも250人になるでしょう」と若者たちの意気込みを語っている。

 今年は、フィリピンにキリスト教が伝えられた1521年から500周年の記念の年に当たり、司教協議会はその記念の一環として、今年を「若者の年」としている。

 フィリピンは、1995年1月に、アジア初のワールドユースデイ主催国として、マニラで大会を開いた。ワールドユースデイの創始者である聖ヨハネ・パウロ二世教皇も参加され、ルネタ・パークでの閉会ミサには推定で500万人以上が会場を埋めた。

 教皇の大会参加の際には、特別のことをなさることがある。今回のパナマ大会への参加の期間中に、大会に出ることのできない若者の受刑者とHIV患者にお会いになる。このほど改築工事を終えた400年の歴史を持つパナマの大聖堂の奉献式、中央アメリカの司教たちとの会見、若者たちとの昼食会なども予定されている。

 就任以来26回目の外遊となるパナマ訪問の期間中に、教皇は説教、演説などを7回、ミサを2回、告解の指導をなさることになっている。

(翻訳「カトリック・あい」南條)

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2019年1月13日