ロヒンギャの性的暴行被害、安保理で実態を報告

(2017年12月13日 読売新聞 ニューヨーク=橋本潤也)国連安全保障理事会は12日、ミャンマーのイスラム系住民ロヒンギャが難民化している問題を協議した。

 国連の事務総長特別代表で紛争下における性的暴力の問題を担当するプラミラ・パッテン氏が、ミャンマー政府軍の兵士が夫や父親の目の前でロヒンギャ女性に性的な暴行をするなど、広範囲かつ組織的に行われる暴行の実態を報告した。

 パッテン氏は11月中旬にバングラデシュの難民キャンプを訪れ、被害の実態を聞き取った。45日間拘束され暴行を受け続けた女性や、暴行で片目を失った女性もいたという。

 難民の一部には、住んでいた地域に戻ることを希望する人もいるが、年老いた女性の一人は「私をミャンマーに送り返すのは私の死刑執行にサインすることだ」と訴えたという。

 安保理の各国からは懸念の声が相次ぎ、米国のヘイリー国連大使は「ミャンマー政府は現場で何が起きたか、独立した信頼ある調査を受け入れなければならない」と強調した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年12月13日