2月の教皇と日本の教会の祈りの意向

教皇の祈りの意向: 人身売買の被害者たちのために

 人身売買や、強制売春、暴力の犠牲となった人たちが、分け隔てなく寛大に受け入れられますように。

 教皇フランシスコは7日、2月の祈りの意向について、上記のビデオメッセージをおくられた。教会全体が日々の祈りの中で、その意向に基づいて祈るように招いておられる。

 「たとえ私たちが見ないふりをしていても、奴隷制度は過ぎた昔の事とは言えません。この悲劇的な現実を前に、何らかの形で、人類に対するこの犯罪の共犯者とならないためには、誰一人それを見過ごすことはできないのです。今日、おそらく以前より多くの隷属状態が世界に存在する事実を、無視することはできません。祈りましょう。人身売買や、強制売春、暴力の被害者たちが、寛大に受け入れられますように」(2019.2.7 バチカン放送)

 「貧困・搾取・人身取引はキリスト者の緊急の課題」

 教皇フランシスコは8日、カトリック系基金「ガリレオ・ファンデーション」の関係者とお会いになり、貧困や、搾取、人身取引の被害に苦しむ人々への関心喚起への基金の貢献に言及。「今日のキリスト者が取り組むべき緊急の本質的課題」と強調された。8日は、典礼暦で聖ジュゼッピーナ・バキータを記念する日にあたり、教皇は「奴隷商人にさらわれ、暴力や侮べつの中で、苦痛に満ちた体験をしながらも、神の恵みによって真の自由と喜びを得た聖人の生涯」を回想され、その聖性は「今日の『社会の傷』ともいえる新しい形の奴隷制に立ち向かうよう呼びかけるだけでなく、貧しい人たちに優しさと憐みをもって接することを模範をもって教えてくれます」と話された。(2019.2.8 バチカン放送)

 

日本の教会の祈りの意向: 召命

 私たちがキリストの弟子として招かれていることを思い起こし、神のことばを聴き、そのみ旨を識別し、それぞれの場、それぞれの仕方で神の呼びかけに応えていくことができますように。

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2019年1月30日