祈りの意向

【12月の教皇と日本の教会の祈りの意向】

教皇の意向: 障がい者のために

*障がい者に社会の関心が注がれ、積極的な参加を大切にする誰一人排除しない諸施策が提供されますように。

(2023.11.29 バチカン放送)

 教皇フランシスコは、この意向について、ビデオメッセージの中で次のように話された。

 「私たちの間で、最も不安定な立場の人たちの中に、障がいのある方々がいます。彼らの中には、無知や偏見に基づく拒絶に遭い、疎外感を体験する人もいます。

  社会制度は、教育、雇用、また創造性を発揮できる場所へのアクセスを通して、彼らの計画を支えなければなりません。障がい者の受け入れを促進する計画やイニシアチブが必要です。 その中でも特に、付き添うことを望む人の大きな心が必要です。

 それは、社会においても、また教会生活においても、様々な能力を持ったこれらの人たちの貢献と才能に対して開かれたものとなるように、私たちのメンタリティーを少し変える必要を意味しています。それゆえに、完全にバリアフリーの小教区を作ることは、物理的なバリアを取り除くことを意味するだけではありません。それはまた、「彼ら」について話すのをやめて、「私たち」について話し始める必要があると理解することでもあるのです。

 祈りましょう。障がい者に社会の関心が注がれ、積極的な参加を大切にする誰一人排除しない諸施策が提供されますように」。

(編集「カトリック・あい」)

 

日本の教会の意向: 召命のために

*司祭・修道者・信徒が、救いの福音を社会に伝え、神からの呼びかけに応えることができますように。

2023年11月30日

■11月の教皇と日本の教会の祈りの意向

♰教皇の意向: 教皇のために

・・教皇が、自らの使命を果たす者として聖霊の助けを受け、託された民の群れとともに歩み続けることができますように。

(2023.11.1 バチカン放送)

教皇フランシスコは、この意向について、ビデオメッセージで次のように述べた。

**********

・主が私を祝福してくださるように祈ってください。皆さんの祈りは、私に力をもたらし、聖霊に耳を傾けながら、識別し、教会に付き添うことを助けてくれます。

・教皇であることは自身の人間性を失うことではありません。むしろ、私の人間性は、神の聖なる忠実な民と共に、日毎に成長するのです。なぜなら、教皇であることもまた一つの歩み、牧者であることの意味に気づいていく過程なのです。そして、この過程の中で、より慈愛に満ち、慈しみ深く、また、神なる御父がこれほどにも忍耐強くあるように、何よりも忍耐強くあることを学ぶのです。

・すべての教皇は、その登位直後に、恐れや、めまいのような感覚、どのように厳しく評価されるだろうかとの思いに襲われるだろうと思います。なぜなら、主は私たち司教に、自分たちのしたことを真摯に理解するように命じるでしょうから。

・皆さんに情けある裁きをお願いします。そして、教皇が、− それが誰であれ、今は私の番ですが – 聖霊の助けを受け、その助けに従順であるようにと祈ってください。

・祈りましょう。教皇が、自らの使命を果たす者として、常に聖霊の助けを受け、イエスから託された民の群れとともに歩み続けることができますように。私に対する皆さんのこの祈りを、沈黙のうちに祈りましょう。

・私のためにお祈りください。どうかお願い致します。

(編集「カトリック・あい」)

 

 

♰日本の教会の意向: 死者のために

・・すべての死者が、神のもとで永遠の安息を得ることができますように。

2023年10月31日