・教皇の使徒的書簡による『新教会法典』第838条改訂の日本語訳が完成

2018.3.27 カトリック中央協議会)

 教皇フランシスコ自発教令の形式による使徒的書簡Magnum Principiumにおいて改訂された『新教会法典』第838条の邦訳が完成しました(2018年度定例司教総会 邦訳文確定)。

 2017年9月3日付で発表された、教皇フランシスコ自発教令の形式による使徒的書簡Magnum Principiumにおいて、ミサなど典礼式文の翻訳に関する『新教会法典』の条文(第838条)が改訂され、ふさわしい典礼式文を翻訳し認可する各国司教協議会の責務が強調されました。

 改訂された第838条第2項および第3項は2017年10月1日に発効し、邦訳文は2018年度定例司教総会において確定されました。全文以下の通り。

838 条 (1)聖なる典礼の規整は、教会の権威によってのみ行われる。この権威は使徒座のもとにあり、かつ法の規定に従い教区司教のもとにある。(2)使徒座は全教会の聖なる典礼を秩序づけ、典礼書を発行し、法の規定に従って司教協議会が認可した適応を承認し、かつ典礼の秩序がいずこにおいても忠実に順守されるよう監督する権限を有する。(3)司教協議会は、定められた範囲で、忠実に、かつ適切に適応した典礼書の邦訳を準備して認可し、使徒座の認証を受けた後、自らが責任をもつ地域のために典礼書を発行する権限を有する。(4)教区司教は自己に委託された教会において、自己の権限内においてすべての者が順守しなければならない典礼法規を定める権限を有する。(2017 年 10 月 1 日改訂

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2018年3月29日