(2019.9.5 バチカン放送)
教皇フランシスコは5日、モザンビーク首都マプト郊外の貧しい人々の支援施設「マタイ25の家」を訪問された。
施設の入り口でフィリペ・ニュシ大統領に迎えられた教皇は、運営に携わる司祭や修道女たちの説明に耳を傾け、支援を受けている子どもたちや若者と笑顔で交流された。
「マタイ25の家」は、マタイ福音書25章のキリストの言葉、「私の兄弟であるこの最も小さな者の一人にしたのは、私にしてくれたこと」にちなんで名づけられ、貧しい人や助けを必要とする人に対する支援・奉仕活動をしている。
駐モザンビーク・バチカン大使館の発案をもとに同国のカトリック教会と約20の修道会の協力を得て運営され、具体的には、生活に困難を抱える若者やストリートチルドレンに、食事や、衛生・医療の機会を与えることを活動の中心とし、施設の職員たちは毎晩、多くのボランティアと市内を回り、助けを必要とする人に温かい食事や宿泊所を提供している。
教皇はこの日、ご自身がブエノスアイレス大司教時代から育て、現在は世界各地に広がっている教育運動「スコラス・オクレンティス」のモザンビーク支部関係者ともお会いになった。