・教皇、プーチン露大統領と会談、小児病院の協力取り決めも

(2019.7.4 バチカン放送)

 教皇フランシスコは4日、ロシアのプーチン大統領をバチカン宮殿に迎えられ、約1時間にわたり会談された。

 バチカン広報局によれば、教皇と大統領の会談で、バチカンとロシアの両国関係の進展に満足が表明された。また、ロシアにおけるカトリック教会の活動をめぐり、いくつかの問題が話し合われ、環境問題や、シリア、ウクライナ、ベネズエラをはじめとする国際情勢について意見が交換された。

 プーチン大統領は、教皇との会談に続き、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿と外務局長ポール・ギャラガー大司教とも会談した。また、教皇庁が管理する小児科病院バンビーノ・ジェスとロシアの小児科病院との協力についての取り決めも同日付けで署名され、両国関係はさらに強まることになった。

 プーチン大統領の教皇との出会いは、2013年11月と2015年6月に続いて3回目。プーチン大統領は、これまでヨハネ・パウロ2世(2000年6月、2003年11月)、ベネディクト16世(2007年3月)とも会見しており、同大統領のバチカン訪問は合計6回となった。

(編集「カトリック・あい」)

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2019年7月5日