・バチカン改革また先送りに-使徒憲章、来年2月の枢機卿顧問会議に持ち越し

(2019.12.6 カトリック・あい)

 バチカン広報が4日発表したコミュニケによると、教皇の諮問会議である枢機卿顧問会議が今年最後の定例協議を終えた。協議には、ピエトロ・パロリン国務長官、オスカー・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿、ラインハルト・マルクス枢機卿、セアン・パトリック・オマリー枢機卿らが出席。教皇フランシスコも4日の水曜一般謁見の時間を除いて出席された。

 同顧問会議は、今春からバチカン改革や教会における信徒の役割強化などをテーマとする使徒憲章草案の取りまとめを続けてきたが、今回の協議でも「さらにいくつかの提案が寄せられてきた」ことから、2020年の2月の新年初協議に結論を先送りした。

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2019年12月6日